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ラックギヤを連結して使うときの注意点

技術情報

TECHNICAL INFORMATION

ラックギヤ・歯研ラック・各種歯車に関する
基礎知識や、製作をご検討の際に役立つ情報をご紹介します。

R-08

RACK GEAR JOINING GUIDE

ラックギヤを連結して使うときの注意点

1本のラックギヤでは必要ストロークに届かない場合、複数本のラックを連結して使用する方法があります。

連結では、継ぎ部のピッチ、取付基準、直線度、高さ、バックラッシなどがずれると、ピニオン通過時に衝撃・異音・位置ずれが生じることがあります。

そのため、単に端面を突き合わせるのではなく、装置側の基準面と継ぎ部のかみ合いを含めて調整することが重要です。

RACK JOINING

1本ラック継ぎ部なし
↔
連結ラック継ぎ部調整が重要

JOINING BASICS

ラックギヤを連結する場合の基本的な考え方

長いストロークでは、複数本のラックを直線上に並べて使用する設計があります。

継ぎ部では、歯ピッチが連続しているように調整し、ピニオンが滑らかに通過できる状態を作ります。

取付面の段差やラック高さのズレも、歯当たりやバックラッシに影響します。

01

ピッチ

継ぎ部の歯間隔

02

高さ

歯先高さの一致

03

直線度

ラック列の真直度

04

取付

基準面・固定方法

ONE PIECE VS JOINED

1本ラックと連結ラックの違い

必要長さ・精度・設置条件に応じて使い分けます。

項目

1本ラック

連結ラック

継ぎ部

なし

調整が必要

長さ

製作可能長に制限

長ストロークに対応しやすい

取付

単体基準

複数本の基準合わせが必要

保守

単体交換

部分交換が可能な場合あり

当社ではラックギヤは最大2,000mm程度までを目安に製作を検討しており、それを超える長さでは複数本連結を含めて検討します。実際の可否はモジュール、断面、材質、熱処理、精度等によります。

JOINING POINTS

連結部で特に注意したいポイント

ピニオンが継ぎ部を通過するときの滑らかさを意識して調整します。

PITCH

継ぎ部ピッチ

継ぎ部の歯間隔が合わないと、衝撃・異音・引っ掛かりの原因になります。

ピッチ継ぎ部かみ合い

ALIGNMENT

高さ・直線度

ラック高さや取付面の段差があると、歯当たりやバックラッシが変化します。

高さ直線度取付

PINION

ピニオン通過

相手ピニオンを使って継ぎ部のかみ合いを確認・調整する方法があります。

ピニオン調整バックラッシ

APPLICATIONS

連結ラックが使われる主なケース

01

長ストローク装置

2,000mmを超える移動距離。

02

搬送設備

長い直線移動。

03

切断機

門型装置や送り機構。

04

大型自動化設備

複数区間にわたる位置決め。

CHECK POINTS

連結ラック設計で確認したい項目

ラック単体だけでなく、装置側の取付面・ピニオン・ストロークを確認します。

01

必要全長

ストローク。

02

1本当たり長さ

分割位置。

03

モジュール

歯形条件。

04

取付基準

穴・基準面。

05

必要精度

位置決め要求。

CONSULTATION POINTS

連結ラックをご相談いただく際の情報

必要ストローク、1本当たりの希望長さ、取付面、相手ピニオン、精度条件をお知らせください。

2,000mmを超える長尺については、複数本連結や分割方法を含めて検討します。

連結ラックについて相談する›
01

必要全長

02

分割希望

03

モジュール

04

取付図

05

相手ピニオン

06

必要精度

FAQ

ラックギヤを連結して使うときの注意点についてよくある質問

Q2,000mmを超えるラックギヤは作れますか?
A

1本物ではなく、複数本を連結する方法を検討できます。分割数や1本当たり長さ、精度、取付条件を確認します。

Q連結部でピニオンが引っ掛かることはありますか?
A

継ぎ部のピッチ、高さ、直線度が合っていないと引っ掛かりや衝撃の原因になります。取付時の調整が重要です。

Q連結ラックは歯研でもできますか?
A

歯研ラックでも連結使用は検討できますが、必要精度、長さ、熱処理、取付条件を確認する必要があります。

Qラックの継ぎ目はどこに配置しても良いですか?
A

荷重、停止位置、取付構造、保守性などを考慮して分割位置を決める方が安全です。

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