技術情報
TECHNICAL INFORMATION
ラックギヤ・歯研ラック・ラックギヤ基礎知識に関する
基礎知識や、製作をご検討の際に役立つ情報をご紹介します。
RACK WITH HOLES & TAPS
穴加工・タップ付きラックギヤは製作できる?図面で確認したいポイント
ラックギヤは、歯切りだけでなく、取付穴、タップ、座ぐり、端面などの追加工を含めて製作可否を検討します。
見積りでは、モジュール、全長、断面などのラック仕様に加えて、穴径、穴位置、穴ピッチ、ねじサイズ、基準面、公差の確認が必要です。
穴加工と歯切りは互いに基準へ影響するため、どの面を基準に加工するか、熱処理の有無、加工順序を含めて完成図面から確認します。
ADDITIONAL MACHINING
HOLE & TAP BASICS
穴加工・タップ付きラックギヤとは?
ラックギヤには、装置への固定や位置決めのために取付穴やタップが設けられることがあります。
通し穴、タップ穴、座ぐり穴、長穴など、用途に応じて形状が異なり、ラック断面や肉厚によって加工可否も変わります。
特に長尺ラックや薄物ラックでは、穴加工による変形や取付時の反りも考慮して工程を検討します。
01
通し穴
ボルト固定用02
タップ穴
ねじ固定用03
座ぐり
ボルト頭部の逃げ04
基準面
穴位置精度の基準DRAWING CHECK
図面で確認したい穴位置・タップ・基準面
「穴付き」だけでは見積りできないため、位置・サイズ・基準・公差を具体的に確認します。
項目
確認する内容
注意点
穴径
通し穴、下穴、座ぐり径
断面の肉厚を確認
穴位置
端面・側面・基準面からの寸法
歯部との位置関係も確認
タップ
ねじサイズ、深さ、方向
有効深さ・肉厚を確認
公差・基準
穴ピッチ、位置度、基準面
組立精度に影響
穴位置が重要な場合は、どの面・端面を基準に寸法を管理するかを図面で明確にしておくと、加工・検査条件を整理しやすくなります。
PROCESSING POINTS
穴加工・タップ付きラックの加工で注意したい3つのポイント
穴加工、歯切り、熱処理、仕上げの順序を含め、基準と変形を考慮します。
DATUM
基準面と穴位置
取付時の基準面と穴位置の関係を明確にし、歯部との位置精度も含めて加工基準を決めます。
DEFORMATION
薄物・長尺の変形
断面が薄い場合や長尺品では、穴加工や締結による反り・変形を考慮して加工工程を検討します。
PROCESS ORDER
加工順序
穴・タップ、歯切り、熱処理、歯研など、必要工程と精度に応じて順序を検討します。
COMMON CASES
穴・タップ付きラックギヤでよくあるご相談
01
取付穴付きラック
装置固定用の通し穴を追加。
02
タップ付きラック
ねじ固定用のタップ加工。
03
座ぐり付きラック
ボルト頭部を逃がす座ぐり加工。
04
既存穴位置で交換
現設備と同じ取付位置で再製作。
ESTIMATE CHECK
穴・タップ付きラックギヤの見積りで確認したい項目
ラック仕様に加えて、穴・タップの詳細寸法が揃っていると見積りしやすくなります。
01
ラック仕様
モジュール、全長、断面。02
穴仕様
穴径、座ぐり、長穴。03
タップ仕様
ねじサイズ、深さ、方向。04
位置・公差
穴ピッチ、端部寸法、基準。05
数量・納期
今回数量、希望納期。CONSULTATION POINTS
穴・タップ付きラックギヤをご相談いただく際の情報
穴・タップ付きラックギヤをご相談いただく場合は、ラック仕様と穴・タップ位置が分かる完成図面をご提示ください。
図面がない交換品では、現物、全体写真、穴位置寸法、相手ピニオン、取付状態などから確認できる場合があります。
穴・タップ付きラックギヤについて相談する›完成図面・現物
モジュール・全長
穴径・穴位置
タップサイズ・深さ
基準面・公差
数量・希望納期
FAQ
穴加工・タップ付きラックギヤについてよくある質問
Q取付穴付きのラックギヤは製作できますか?
モジュール、全長、断面、穴径、穴位置、材質、数量などを確認したうえで製作可否を判断します。
Qタップ穴も一緒に加工できますか?
ねじサイズ、位置、深さ、断面の肉厚などを確認し、歯切り工程との順序を含めて対応可否を判断します。
Q座ぐり穴付きのラックも製作できますか?
座ぐり径、深さ、穴位置、ラック断面などを確認して加工可否を判断します。
Q既存ラックと同じ穴位置で交換品を作れますか?
現物または図面から基準寸法と穴位置を確認できれば、交換品として検討できます。
Q穴加工をするとラックが反ることはありますか?
薄物や長尺形状では、素材状態や加工条件によって変形する可能性があります。形状、基準面、加工順序を確認して工程を検討します。
