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SUS製ラックギヤは製作できる?材質選定と加工時の注意点

技術情報

TECHNICAL INFORMATION

ラックギヤ・歯研ラック・材質・加工・熱処理に関する
基礎知識や、製作をご検討の際に役立つ情報をご紹介します。

M-09

STAINLESS STEEL RACK GEAR

SUS製ラックギヤは製作できる?材質選定と加工時の注意点

SUS製ラックギヤは、使用環境や必要仕様を確認したうえで製作可否を検討します。 錆びにくさが求められる設備や、水分・湿気の影響を受けやすい環境などでステンレス材が選ばれることがあります。

一方で、SUSは鋼種によって切削性、硬さ、熱処理可否、材料コストなどが異なるため、「ステンレスなら何でも同じ」とは考えられません。

ラックギヤでは、モジュール、全長、断面、必要精度、穴・タップなどの追加工、数量を確認し、材質と加工工程を合わせて検討します。

MATERIAL SELECTION

SUS耐食性を重視
↔
S45C・SCM系強度・熱処理条件で選定

SUS RACK BASICS

SUS製ラックギヤが選ばれる主な理由

ステンレス材は、一般的な炭素鋼と比べて耐食性を重視したい場面で候補になります。

ただし、必要な耐摩耗性、強度、硬度、加工性によって適した鋼種は変わります。

ラックギヤとして使用する場合は、材質だけでなく相手ピニオンとの組み合わせ、潤滑、使用荷重、取付条件まで含めて確認します。

01

耐食性

湿気・水分環境を考慮

02

強度

負荷条件を確認

03

加工性

鋼種によって差がある

04

相手材

ピニオンとの組み合わせ

MATERIAL SELECTION

SUS材を選ぶときに確認したいポイント

材質指定がない場合は、使用環境と必要性能から候補を整理します。

確認項目

確認する内容

選定への影響

使用環境

湿気、水分、洗浄、屋外など

耐食性の必要度

負荷

送り荷重、衝撃、使用頻度

強度・耐摩耗性

必要精度

歯切り、歯研、位置決め用途

加工工程・仕上げ方法

追加工

穴、タップ、端面、溝など

加工性・工程数

SUS304、SUS316、SUS420J2など、ステンレスには多くの鋼種があります。材質指定がある場合は図面記載の鋼種を確認し、未指定の場合は用途・負荷・環境から検討します。

PROCESSING POINTS

SUS製ラックギヤの加工で注意したい3つのポイント

SUSは鋼種によって切削性や硬さが異なるため、形状と工程を合わせて確認します。

MACHINABILITY

切削性

ステンレス材は鋼種によって切削性が異なり、加工条件や工具選定が変わります。

切削歯切り工具

DISTORTION

反り・変形

長尺・薄肉形状では、素材状態や加工による反り・変形を考慮し、基準面や加工順序を検討します。

長尺薄物反り

SURFACE & HEAT TREATMENT

熱処理・表面条件

鋼種によって熱処理の考え方が異なるため、必要硬度や耐摩耗性がある場合は事前確認が必要です。

熱処理硬度耐摩耗

COMMON CASES

SUS製ラックギヤを検討しやすい主なケース

01

湿気の多い環境

錆対策を重視したい設備。

02

洗浄が必要な設備

水分や洗浄工程を考慮。

03

屋外・半屋外設備

使用環境に応じた耐食性を検討。

04

既存SUS品の交換

同等材・形状で再製作を検討。

ESTIMATE CHECK

SUS製ラックギヤの見積りで確認したい項目

材質だけでなく、ラックの仕様と追加工条件が分かると見積りしやすくなります。

01

材質

SUS鋼種・指定有無。

02

ラック仕様

モジュール、圧力角、全長。

03

断面寸法

幅、高さ、歯幅。

04

追加工

穴、タップ、端面など。

05

数量・納期

今回数量、希望納期。

CONSULTATION POINTS

SUS製ラックギヤをご相談いただく際の情報

材質指定がある場合は、SUSの鋼種を含む完成図面をご提示ください。材質未定の場合は、使用環境や負荷条件をお知らせください。

モジュール、全長、断面、必要精度、穴・タップなどの追加工、数量、希望納期を確認して対応可否を判断します。

SUS製ラックギヤについて相談する›
01

材質・SUS鋼種

02

モジュール・全長

03

幅・高さ・歯幅

04

穴・タップ等の追加工

05

使用環境・負荷

06

数量・希望納期

FAQ

SUS製ラックギヤについてよくある質問

QSUS製のラックギヤは製作できますか?
A

材質、モジュール、全長、断面、必要精度、追加工などを確認したうえで製作可否を判断します。

QSUS304でラックギヤは作れますか?
A

形状や寸法、必要精度、数量などによって判断します。完成図面をご提示いただければ加工可否を確認します。

QSUS製なら錆びませんか?
A

ステンレスでも使用環境や鋼種によって腐食する可能性があります。水分、薬品、塩分など使用環境を確認して材質を選定します。

QSUSラックに穴・タップ加工もできますか?
A

穴径、ねじサイズ、位置、公差、断面形状を確認し、歯切りとの工程を含めて対応可否を判断します。

QSUSとS45Cのどちらを選べばよいですか?
A

耐食性を重視するのか、強度・熱処理・耐摩耗性を重視するのかで選び方が変わります。使用環境と負荷条件を確認して検討します。

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