技術情報
TECHNICAL INFORMATION
ラックギヤ・歯研ラック・各種歯車に関する
基礎知識や、製作をご検討の際に役立つ情報をご紹介します。
REPLACEMENT FROM SAMPLE
古い歯車・ラックギヤを現物から製作できる?
設備の補修や旧型機械では、図面が残っていない平歯車・ピニオン・ラックギヤなどを交換したいケースがあります。
現物、写真、相手歯車・ピニオン、取付状態などから仕様を確認できる場合がありますが、摩耗や破損が大きい場合は元仕様を正確に特定できないこともあります。
交換品製作では、現物寸法だけでなく装置側の使用条件も確認することが重要です。
REPLACEMENT FLOW
SAMPLE CHECK
現物から確認できる主な項目
現物からは、平歯車では外径・穴径・歯幅・歯数など、ラックギヤでは全長・断面・穴位置・歯形などを確認します。
相手歯車またはピニオンが残っている場合は、モジュール、圧力角、歯数、かみ合い条件の確認材料になります。
摩耗している歯だけで判断せず、比較的摩耗の少ない箇所も確認します。
01
寸法
全長・幅・高さ・穴位置02
歯形
モジュール・圧力角を推定03
相手部品
ピニオンとの組み合わせ04
摩耗状態
元形状との差を確認REPLACEMENT CHECK
現物から製作しやすいケース・難しいケース
現物の状態によって、元仕様を推定できる範囲が変わります。
状態
判断しやすさ
注意点
現物良好
比較的確認しやすい
歯形・寸法・穴位置を測定可能
摩耗大
元歯形の推定が必要
相手ピニオンや旧資料が重要
破損あり
欠損部の復元が必要
残存部と装置情報から判断
改造履歴あり
元仕様との差異を確認
現行装置に必要な仕様を優先
「元と全く同じ」にするより、現在の装置条件に合わせて仕様を見直した方が良い場合もあります。
IMPORTANT POINTS
交換品製作で重要なポイント
現物寸法だけではなく、相手部品・取付・使用条件まで確認します。
MATING GEAR
相手歯車・ピニオン
平歯車同士、またはラックとピニオンのモジュール・圧力角・歯数・バックラッシなどを確認します。
MATERIAL
材質・熱処理
摩耗原因を踏まえ、材質・硬度の見直しを検討する場合があります。
INSTALLATION
取付条件
取付面、穴位置、基準面、装置側のズレも確認します。
APPLICATIONS
現物からの製作相談が多いケース
01
旧型設備
図面が残っていない機械の補修。
02
メーカー廃番品
入手できなくなった交換部品。
03
摩耗品
長期使用で歯が摩耗した平歯車・ラックギヤ。
04
破損部品
歯欠け、曲がり、摩耗などが生じた歯車・ラック。
CHECK POINTS
現物から製作する際にあると良い情報
現物以外の資料があるほど、仕様確認がしやすくなります。
01
現物
摩耗の少ない状態が理想。02
写真
取付状態・相手部品。03
旧図面
古い図面・カタログ。04
相手歯車・ピニオン
現物または図面。05
用途
装置・負荷・動作。CONSULTATION POINTS
現物からの歯車・ラックギヤ製作をご相談いただく際の情報
現物
全体写真
取付状態写真
相手歯車・ピニオン
装置用途
必要数量・納期
FAQ
古い歯車・ラックギヤを現物から製作できる?についてよくある質問
Q現物だけで同じ平歯車・ラックギヤを作れますか?
現物状態によっては仕様確認できます。平歯車では歯数・外径・穴・歯幅など、ラックギヤでは全長・断面・歯形などを確認します。ただし摩耗や破損が大きい場合は元仕様を特定できないことがあります。
Q古い図面しかなくても大丈夫ですか?
古い図面でも有効です。現物と比較し、現行装置に必要な仕様を確認します。
Q材質も分からない場合はどうしますか?
用途、摩耗状態、相手部品などから候補を検討しますが、必要に応じて材質確認が必要です。
Q1個だけでも製作できますか?
平歯車・ラックギヤともに、試作・交換品として1個からご相談いただけます。形状、材質、熱処理、追加工などを確認して対応可否を判断します。
