技術情報
TECHNICAL INFORMATION
ラックギヤ・歯研ラック・各種歯車に関する
基礎知識や、製作をご検討の際に役立つ情報をご紹介します。
RACK GEAR FOR CUTTING MACHINE
切断機に使われるラックギヤの選び方
切断機・切断装置では、ワーク送り、トーチ移動、位置調整などの直線駆動にラック&ピニオンが使われます。
選定では、ストローク、負荷、速度、位置決め精度、使用頻度、粉塵・切粉などの使用環境まで確認する必要があります。
一般ラックで十分な場合もあれば、歯研ラックや熱処理付きラックが必要になる場合もあります。
CUTTING MACHINE DRIVE
SELECTION BASICS
切断機用ラックギヤで確認したい基本条件
切断機では長いストロークと安定した送りが必要になることが多く、ラック全長とピニオン条件が重要です。
停止位置や切断品質に影響する場合は、バックラッシや歯研の要否も確認します。
粉塵、切粉、熱、潤滑など装置環境も寿命に影響します。
01
ストローク
必要移動距離02
負荷
移動重量・加減速03
精度
停止・送り精度04
環境
粉塵・切粉・潤滑RACK SELECTION
歯切りラックと歯研ラックの使い分け
切断機の要求精度とコストから、必要なラック仕様を選定します。
用途
歯切りラック
歯研ラック
一般送り
多くの用途で検討可能
必要精度が高い場合に検討
位置決め
装置精度次第
高精度・繰り返し用途で有効
長尺
2,000mm級まで検討
長尺歯研も条件確認
コスト
比較的抑えやすい
歯研工程分を考慮
装置全体の位置決め精度は、ラックだけでなくピニオン・減速機・取付・制御条件にも左右されます。
MACHINE CONDITIONS
切断機特有の確認ポイント
切断環境では、一般機械とは異なる汚れ・熱・長ストロークへの配慮が必要です。
DUST & CHIPS
粉塵・切粉
切粉や粉塵が歯面に噛み込まないよう、清掃・カバー・潤滑を検討します。
LONG STROKE
長ストローク
長尺ラックや連結ラックの継ぎ部精度を確認します。
POSITIONING
位置決め
切断精度に関係する場合は、バックラッシ・歯研・取付精度を確認します。
APPLICATIONS
切断機でラックギヤが使われる主な機構
01
ワーク送り
材料を一定方向へ送る機構。
02
トーチ・ヘッド移動
切断ヘッドを直線移動。
03
門型装置
ガントリー部の長距離移動。
04
位置調整
停止位置・切断位置の調整。
CHECK POINTS
切断機用ラック選定で確認したい項目
機械図面や相手ピニオン仕様があると選定がスムーズです。
01
ストローク
必要移動距離。02
負荷・速度
移動重量・加減速。03
必要精度
停止・送り。04
環境
粉塵・切粉・熱。05
ピニオン
歯数・材質・取付。CONSULTATION POINTS
切断機用ラックギヤをご相談いただく際の情報
ラック図面
ピニオン図面
ストローク
負荷・速度
必要精度
使用環境・数量
FAQ
切断機に使われるラックギヤの選び方についてよくある質問
Q切断機には歯研ラックが必要ですか?
必要精度や装置構成によります。一般歯切りラックで十分な場合もあります。
Q長い切断機でも1本のラックで対応できますか?
最大2,000mm程度までを目安に検討し、それを超える場合は連結を検討します。
Q粉塵が多い環境でも使えますか?
使用可能ですが、潤滑・清掃・カバーなどの対策を含めて検討する必要があります。
Q既存切断機の交換ラックも相談できますか?
現物、図面、相手ピニオン、取付状態を確認し、交換品製作を検討できます。
