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ラックギヤの送りが重い・引っ掛かる原因は?取付・継ぎ・歯当たりを確認

技術情報

TECHNICAL INFORMATION

ラックギヤ・歯研ラック・ラックギヤ基礎知識に関する
基礎知識や、製作をご検討の際に役立つ情報をご紹介します。

R-12

RACK FEED TROUBLE

ラックギヤの送りが重い・引っ掛かる原因は?取付・継ぎ・歯当たりを確認

ラックギヤの送りが途中で重くなったり、特定位置で引っ掛かったりする場合、原因はラック単体だけとは限りません。

取付面の真直度、ラックとピニオンの平行、バックラッシ、継ぎ部の段差、歯当たり、異物噛み込み、摩耗など、複数の要因が関係することがあります。

特に長尺ラックや複数本を連結して使用する場合は、全ストロークでかみ合い状態が安定しているかを確認することが重要です。

FEED TROUBLE CHECK

スムーズな送り真直度・平行・適正バックラッシ
引っ掛かり取付ズレ・継ぎ部・片当たり

COMMON CAUSES

ラックギヤの送りが重くなる・引っ掛かる主な原因

ラックギヤの送り不良は、ストローク位置によってかみ合い深さや歯当たりが変化すると発生しやすくなります。

代表的な原因は、ラックの取付ズレ、ピニオン軸との平行不良、バックラッシ不足、継ぎ部の段差、歯面摩耗、異物噛み込みなどです。

「どの位置で重くなるか」「正転と逆転で違うか」「継ぎ部で起きるか」を確認すると原因の切り分けがしやすくなります。

01

取付ズレ

真直度・平行を確認

02

継ぎ部

段差・歯位置を確認

03

バックラッシ

小さすぎに注意

04

歯当たり

片当たり・摩耗を確認

TROUBLE PATTERN

症状の出方から原因を切り分ける

送り不良が発生する位置や条件を確認すると、点検すべき箇所を絞り込みやすくなります。

症状

考えられる要因

確認したいポイント

途中だけ重い

真直度不良、取付面のうねり

ラック全長、基準面、ストローク位置

継ぎ部で引っ掛かる

段差、端部歯位置、連結ズレ

継ぎ部高さ、ピッチ、取付位置

全体的に重い

バックラッシ不足、かみ合い過多

ラック・ピニオン距離、歯当たり

正逆転で差がある

ガタ、片当たり、取付ズレ

反転時、軸受け、固定状態

全ストロークを低速で動かし、どの位置で抵抗や異音が増えるかを確認すると、取付・継ぎ・かみ合いの問題を切り分けやすくなります。

CHECKING POINTS

送り不良を改善するために確認したい3つのポイント

ラック・ピニオンだけでなく、取付面と連結部まで一体として確認します。

INSTALLATION

真直度・平行・取付面

ラックが全長でまっすぐ取り付けられているか、ピニオン軸との平行が保たれているかを確認します。

真直度平行取付

JOINT

継ぎ部の段差・歯位置

複数本を連結する場合、端部の高さや歯ピッチがずれると、ピニオン通過時に引っ掛かりや衝撃が出ることがあります。

連結継ぎ部段差

MESHING

歯当たり・バックラッシ

バックラッシが小さすぎたり片当たりがあると、ストローク途中でかみ合いがきつくなる場合があります。

歯当たりバックラッシピニオン

TROUBLE SIGNS

送り不良とあわせて確認したい主な症状

01

途中で急に重くなる

特定位置だけ抵抗が増える。

02

継ぎ目で音が出る

ピニオン通過時に打音や衝撃が出る。

03

歯面が片減りする

歯幅の一方に摩耗が集中する。

04

反転時に引っ掛かる

ガタや歯当たりの偏りを確認。

CHECK POINTS

ラックギヤの送り不良を確認するときにあると良い情報

不具合位置と取付状態が分かると、原因の確認がしやすくなります。

01

発生位置

途中、端部、継ぎ部。

02

取付状態

真直度、平行、固定。

03

ピニオン

歯数、摩耗、軸位置。

04

歯当たり

片当たり、バックラッシ。

05

連結部

段差、端部位置、隙間。

CONSULTATION POINTS

送り不良のあるラックギヤをご相談いただく際の情報

送りが重い・引っ掛かる場合は、ラック現物だけでなく、相手ピニオン、取付状態、継ぎ部、発生位置が分かる写真や図面もあわせてご提示ください。

交換品製作をご検討の場合は、全長、断面、モジュール、材質、取付穴、必要数量なども確認します。

ラックギヤの送り不良について相談する
01

ラック現物・図面

02

不具合発生位置

03

相手ピニオン

04

取付・連結状態

05

全長・使用条件

06

数量・希望納期

FAQ

ラックギヤの送り不良・引っ掛かりについてよくある質問

Qラックギヤが途中だけ重くなるのはなぜですか?
A

ラックの真直度、取付面のうねり、ピニオン軸との平行、局部的なバックラッシ不足などが考えられます。

Qラックの継ぎ目で引っ掛かる原因は何ですか?
A

継ぎ部の高さ、端部の歯位置、取付基準のズレなどが影響することがあります。ピニオンが継ぎ部を滑らかに通過できるように調整します。

Qバックラッシが小さすぎると送りは重くなりますか?
A

かみ合いがきつくなり、動作が重くなる場合があります。全ストロークでバックラッシが安定しているか確認します。

Qラックだけ交換すれば改善しますか?
A

取付面、相手ピニオン、軸位置、連結状態に原因がある場合は、ラックだけ交換しても改善しないことがあります。

Q引っ掛かりのある古いラックを現物から作り直せますか?
A

現物状態によって仕様を確認できる場合があります。相手ピニオン、取付寸法、旧図面などがあると確認しやすくなります。

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