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真鍮ラックギヤは製作できる?特徴・用途・加工時の注意点

技術情報

TECHNICAL INFORMATION

ラックギヤ・歯研ラック・材質・加工・熱処理に関する
基礎知識や、製作をご検討の際に役立つ情報をご紹介します。

M-10

BRASS RACK GEAR

真鍮ラックギヤは製作できる?特徴・用途・加工時の注意点

真鍮製のラックギヤは、材質・形状・数量・必要精度などを確認したうえで製作可否を検討します。 真鍮は切削性が良く、錆びにくさや外観性を求める用途、非鉄材を指定する機構部品などで使われることがあります。

一方で、鋼材と比べて強度や耐摩耗性の考え方が異なるため、荷重や使用頻度が大きい用途では、材質選定や相手ピニオンとの組み合わせを確認する必要があります。

ラックギヤでは、モジュール、全長、断面、穴・タップなどの追加工、数量、使用環境まで含めて加工条件を検討します。

MATERIAL CHARACTERISTICS

真鍮切削性・耐食性を重視
↔
鋼材強度・耐摩耗性を重視

BRASS RACK BASICS

真鍮ラックギヤにはどんな特徴がある?

真鍮は銅と亜鉛を主成分とする合金で、機械加工性や耐食性、外観性などから機械部品に使われます。

ラックギヤとして使用する場合は、加工性だけでなく、必要な強度、摩耗条件、相手ピニオン材、潤滑状態を確認することが重要です。

同じ「真鍮」でも材質記号や成分によって特性が異なるため、図面に材質指定がある場合はその内容を確認します。

01

切削性

加工しやすい材質の一つ

02

耐食性

使用環境を考慮

03

強度

負荷条件とのバランス

04

相手材

ピニオンとの組み合わせ

APPLICATION & MATERIAL

真鍮ラックギヤを検討するときの確認ポイント

「真鍮で作りたい」という材質指定だけでなく、使用目的や負荷条件も合わせて確認します。

確認項目

確認する内容

選定への影響

用途

位置調整、送り、開閉、機構部品など

必要強度・精度の判断

負荷

送り荷重、衝撃、使用頻度

材質・断面・歯幅の検討

相手ピニオン

材質、モジュール、歯数

摩耗・かみ合い条件

使用環境

湿気、水分、油、温度など

耐食性・潤滑条件

真鍮は用途によって有効な材質ですが、荷重や耐摩耗性を重視する場合はS45CやSCM系など他材質との比較も必要です。

PROCESSING POINTS

真鍮ラックギヤの加工で注意したい3つのポイント

加工性が良い材質でも、長尺・薄肉・異形断面では変形や保持方法を考慮します。

MACHINING

歯切り・追加工

モジュール、歯幅、全長、穴・タップなどの追加工を確認し、加工順序を検討します。

歯切り穴加工タップ

DEFORMATION

長尺・薄肉形状の変形

断面が薄いラックや長尺品では、素材の反りや加工中の変形を考慮し、保持方法や基準面を検討します。

長尺薄物反り

WEAR

摩耗・相手ピニオン

強い負荷や高頻度で使用する場合は、真鍮側だけでなく相手ピニオンの材質や潤滑条件も確認します。

摩耗ピニオン潤滑

COMMON CASES

真鍮ラックギヤを検討しやすい主なケース

01

非鉄材指定

装置仕様で真鍮材が指定されている。

02

既存品の交換

既存の真鍮ラックを同等仕様で再製作。

03

薄物・異形断面

専用形状のラックを検討。

04

穴・タップ付き

取付加工を含む完成品を検討。

ESTIMATE CHECK

真鍮ラックギヤの見積りで確認したい項目

材質、ラック仕様、断面、追加工、数量が分かると見積りしやすくなります。

01

材質

真鍮材の種類・指定。

02

ラック仕様

モジュール、圧力角、全長。

03

断面寸法

幅、高さ、歯幅。

04

追加工

穴、タップ、端面など。

05

数量・納期

今回数量、希望納期。

CONSULTATION POINTS

真鍮ラックギヤをご相談いただく際の情報

材質指定がある場合は、真鍮の材質記号を含む完成図面をご提示ください。既存品の交換で図面がない場合は、現物・写真・相手ピニオンなどをご提示ください。

モジュール、全長、断面、必要精度、穴・タップなどの追加工、数量、希望納期を確認して対応可否を判断します。

真鍮ラックギヤについて相談する›
01

材質・真鍮材記号

02

モジュール・全長

03

幅・高さ・歯幅

04

穴・タップ等の追加工

05

相手ピニオン・用途

06

数量・希望納期

FAQ

真鍮ラックギヤについてよくある質問

Q真鍮製のラックギヤは製作できますか?
A

材質、モジュール、全長、断面、必要精度、追加工、数量などを確認したうえで製作可否を判断します。

Q真鍮ラックは鋼製ラックより摩耗しやすいですか?
A

使用条件や材質によります。高負荷・高頻度で使用する場合は、耐摩耗性や相手ピニオン材、潤滑条件を確認します。

Q真鍮ラックに穴・タップ加工もできますか?
A

穴径、ねじサイズ、位置、公差、断面形状を確認し、歯切り工程との順序を含めて対応可否を判断します。

Q図面がなく、真鍮ラックの現物しかありません。相談できますか?
A

現物、写真、相手ピニオン、取付状態などから確認できる場合があります。摩耗が大きい場合は旧図面や装置情報も参考になります。

Q真鍮とS45Cのどちらを選べばよいですか?
A

耐食性、加工性、強度、耐摩耗性、使用環境など、重視する条件によって選び方が変わります。

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