技術情報
TECHNICAL INFORMATION
ラックギヤ・歯研ラック・各種歯車に関する
基礎知識や、製作をご検討の際に役立つ情報をご紹介します。
SMALL MODULE RACK
モジュール0.3の小モジュールラック加工
モジュール0.3のラックギヤは、歯が非常に小さく、一般的なラックギヤよりも加工条件や材料状態の影響を受けやすい小モジュール品です。
当社では、小モジュールのラック加工にも対応しており、モジュール0.3の製作も図面条件を確認しながら検討します。
小さな歯形では、歯幅、全長、材質、バリ、熱処理、取付精度などの確認が特に重要です。
SMALL MODULE
MODULE 0.3 BASICS
モジュール0.3のラックギヤとは
モジュールは歯の大きさを表す基本寸法です。M0.3は歯形が小さく、歯先・歯元の形状も微細になります。
そのため、材料の反りや加工時の保持、バリ、測定方法など、通常サイズでは目立ちにくい要素が仕上がりに影響します。
加工可否はモジュールだけでは決まらず、全長、断面、材質、歯幅、数量を含めて判断します。
01
歯形
小さくバリの影響を受けやすい02
素材
薄物・細物では反りに注意03
保持
加工中の変形を抑える方法を検討04
検査
歯形・ピッチ・寸法を確認SIZE COMPARISON
小モジュールラックで変わる加工上の考え方
モジュールが小さくなると、同じラックでも加工時に重視するポイントが変わります。
項目
M0.3での注意点
一般的な考え方
歯形
バリ・欠け・歯先形状の影響が大きい
歯形条件に応じて工具・加工条件を選定
素材
薄物では反り・ねじれを受けやすい
ブランク寸法と公差を確認
保持
細い素材では固定方法が重要
加工中の変形を抑える
測定
微細な歯形に合わせた確認が必要
必要精度に応じて検査方法を検討
M0.3でも、全長・断面・材質・数量によって最適な加工方法は変わります。
PROCESSING POINTS
小モジュールラック加工で確認したいポイント
小さな歯形では、歯切り以外のブランク精度や追加工条件も重要になります。
BURR CONTROL
バリ管理
小さな歯形ではバリの影響が相対的に大きく、後処理方法も確認します。
BLANK ACCURACY
ブランク精度
板厚・高さ・反りなど、歯切り前の素材状態が仕上がりに影響します。
ADDITIONAL PROCESS
追加工
穴、タップ、端面、段加工などを歯切り工程との順序も含めて確認します。
APPLICATIONS
小モジュールラックが検討される主な用途
01
小型機構
装置スペースが限られる直線駆動部。
02
細かな送り機構
小さな移動量を扱う送り機構。
03
精密装置
小型部品を扱う機械・専用装置。
04
専用設計品
標準品では合わない長さ・断面・穴位置。
CHECK POINTS
M0.3ラックをご相談いただく際の確認項目
図面がある場合は、歯形条件だけでなくブランク寸法・公差・数量も確認します。
01
モジュール・圧力角
M0.3、圧力角、歯形条件。02
全長・断面
幅、高さ、板厚、全長。03
材質
S45C、SUSなど。04
数量
試作か継続品か。05
相手ピニオン
歯数、材質、組合せ条件。CONSULTATION POINTS
モジュール0.3ラックをご相談いただく際の情報
ラックギヤの図面
モジュール・圧力角
全長・断面寸法
材質
数量
相手ピニオン・用途
FAQ
モジュール0.3の小モジュールラック加工についてよくある質問
Qモジュール0.3のラックギヤは加工できますか?
図面条件を確認したうえで対応を検討できます。全長、断面、材質、歯幅、必要精度、数量などによって加工条件が変わります。
Q薄いラックでも加工できますか?
薄物では材料の反りや保持方法が重要になるため、板厚・幅・長さ・材質を確認して対応可否を判断します。
Q1個だけでも相談できますか?
試作1個からご相談いただけます。形状や工程によって治具・段取りが必要になる場合があります。
Qピニオンも一緒に相談できますか?
相手ピニオンの仕様を確認し、モジュール、圧力角、歯数などの組み合わせ条件を確認できます。
