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ラックギヤの取付穴はどう決める?穴位置・ピッチ・基準面の考え方

技術情報

TECHNICAL INFORMATION

ラックギヤ・歯研ラック・ラックギヤ基礎知識に関する
基礎知識や、製作をご検討の際に役立つ情報をご紹介します。

R-10

RACK MOUNTING HOLES

ラックギヤの取付穴はどう決める?穴位置・ピッチ・基準面の考え方

ラックギヤの取付穴は、単に等間隔で配置すればよいわけではありません。 ラックの全長、断面、取付面、基準面、荷重、固定方法、連結の有無などを考慮して決める必要があります。

穴位置が不適切だと、取付時の反りや浮き、締結不足、継ぎ部のズレ、ピニオンとのかみ合い変化につながることがあります。

新規設計では装置側の取付条件から、交換品では現物や既存穴位置から確認し、歯切りとの加工順序も含めて検討します。

MOUNTING HOLE DESIGN

穴位置端部・中央・継ぎ部
基準面取付精度・かみ合い

MOUNTING HOLE BASICS

ラックギヤの取付穴を決める基本的な考え方

取付穴は、ラックを装置側の基準面に安定して固定するための重要な要素です。

穴径、穴位置、穴ピッチ、端部からの距離、タップか通し穴か、座ぐりの有無などを装置構造に合わせて決めます。

また、ラック自体の剛性や長さによって必要な締結箇所数も変わるため、全長と断面形状を合わせて検討します。

01

穴径

ボルト径・締結方法を確認

02

穴ピッチ

全長・剛性に応じて設定

03

端部寸法

割れ・変形を避ける

04

基準面

取付精度とセットで確認

HOLE LAYOUT

穴位置・ピッチ・基準面で確認したいポイント

取付穴は、加工しやすさだけでなく、装置に取り付けた後の安定性を優先して考えます。

項目

確認する内容

注意点

穴位置

端部・中央・継ぎ部の配置

局部的な浮きや反りを避ける

穴ピッチ

全長に対して締結間隔を設定

長尺品では固定不足に注意

端部距離

端面から穴中心までの距離

薄肉・細幅では割れや変形に注意

基準面

背面・側面など取付時の基準

穴位置公差と基準面の関係を明確にする

取付穴の位置精度だけ高くしても、基準面が不明確だと組立精度は安定しません。図面では穴位置と基準面の関係を明確にすることが重要です。

DESIGN POINTS

ラックギヤの取付穴設計で重要な3つのポイント

固定強度、取付精度、加工順序の3つをバランスよく考えます。

FIXING

固定強度

荷重や加減速が大きい用途では、ボルト本数や穴ピッチが不足しないように締結条件を確認します。

固定ボルト荷重

REFERENCE

基準面と穴位置

取付時にどの面を基準にするかを決め、その基準から穴位置・ラック位置を管理できるようにします。

基準面位置精度取付

PROCESS ORDER

歯切りとの加工順序

穴加工、端面加工、歯切り、熱処理などの順序によって変形や基準の取り方が変わるため、工程全体で検討します。

穴加工歯切り工程

COMMON CASES

取付穴の設計で注意したい主なケース

01

長尺ラック

穴ピッチと固定箇所数を確認。

02

薄物ラック

端部距離や締結時の変形に注意。

03

連結ラック

継ぎ部付近の穴位置を確認。

04

交換品

既存設備の穴位置との一致が重要。

CHECK POINTS

取付穴付きラックギヤのご相談で確認したい項目

図面がある場合は、穴位置だけでなく基準面・公差・締結方法まで確認します。

01

穴径

通し穴、タップ、座ぐり。

02

穴ピッチ

中心間距離、端部距離。

03

基準面

背面、側面、端面。

04

全長・断面

幅、高さ、板厚。

05

使用条件

荷重、ストローク、固定方法。

CONSULTATION POINTS

取付穴付きラックギヤをご相談いただく際の情報

取付穴付きラックギヤをご相談いただく場合は、完成図面または装置側の取付寸法が分かる資料をご提示ください。

穴位置だけでなく、基準面、全長、断面、モジュール、材質、熱処理、必要数量も確認して加工可否を判断します。

取付穴付きラックギヤについて相談する
01

ラックギヤの図面

02

穴径・穴ピッチ

03

基準面・公差

04

全長・断面

05

材質・熱処理

06

数量・希望納期

FAQ

ラックギヤの取付穴についてよくある質問

Qラックギヤの取付穴は等間隔にすればよいですか?
A

必ずしも等間隔だけで決めるものではありません。全長、断面、荷重、端部、継ぎ部、装置側の取付条件を確認して配置します。

Q穴ピッチはどのくらいにすればよいですか?
A

ラックの全長、断面、荷重、固定方法によって変わるため、一律の値では決められません。装置条件と合わせて検討します。

Qタップ穴付きのラックギヤも製作できますか?
A

穴径、ねじサイズ、位置、公差、断面形状などを確認し、歯切り工程との順序を含めて対応可否を判断します。

Q取付穴は歯切り前と後のどちらで加工しますか?
A

形状、基準面、熱処理、必要精度などによって工程が変わります。完成図面を確認して加工順序を決めます。

Q既存ラックと同じ穴位置で交換品を作れますか?
A

現物または図面から穴位置・基準寸法を確認できれば、交換品として検討できます。摩耗や変形がある場合は元寸法の確認が必要です。

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